- ELASTIN
- 2020年1月16日
パイエル板で紐解く、免疫力。間葉系幹細胞とエラスチンの関係
これまで美容や健康についてたくさん研究、勉強してきましたが、研究を進めていくうちに、そのすべてが幹細胞の話に集約されるということが分かりました。
私たちがパイオニアとしてお伝えしてきた“エラスチン”についても例外ではなく。幹細胞なくして他の美容や健康の効果は納得できる説明ができないのです。
今回、細胞分化についての分かりやすい図をネットで検索している中で、パイエル板についての説明の図を見つけました。
http://www.m.chiba-u.jp/class/innovativemed/research.html
免疫機能の司令塔と言われるパイエル板ですが、エラスチンはこのパイエル板に働きかけて免疫機能の向上やT細胞の活性に作用するとお話ししてきました。
でも、これだけでは全く何のことか理解できず、聞いた話をそのまましているに過ぎませんでした。
基本的に、初めて知る言葉はWikipediaや各機関で発信されている情報などを見て理解するようにしていましたが、なかなか細胞の話は難しくて…読んでも頭に入ってこなかったんですよね😅
新たに幹細胞治療の専門家としての事業を行う上であらゆる方面から多くの知識を得たことで、前はわからなくてサラリと流していた免疫やキラー細胞などの話も具体的に理解でき、人に分かりやすく説明ができるようになってきました。
これはエラスチンのパイオニアとしても、もしかしたら開発者の方よりも詳しい説明ができるのかもしれない!?って思うくらいです。
間葉系幹細胞とパイエル板
先ほどの千葉大学のページにあった、間葉系幹細胞の画像です。
パイエル板は腸の中の絨毛が未発達の部分にあります。丸裸の腸壁といった感じ。
そこで抗原を感知して、それに合わせたキラー細胞などを出現させます。
このパイエル板の免疫制御システムにはダイレクトに間葉系幹細胞が機能していることが先ほどの図で明らかとなりました。
間葉系幹細胞が粘膜免疫応答の役割をしていたんです。
ということはですよ!
エラスチンは明らかに間葉系幹細胞のサポーターの役割をしているということになります。
エラスチンは間葉系幹細胞のサポーターだった!?
これまで再生が不可能だと言われていた軟骨や、壊死した肺細胞などが再生したという症例や、血管や子宮、真皮など、エラスチンが多く含まれる器官の若返りなど、すべて間葉系幹細胞とタッグを組んで行なってきたということなんです。
幹細胞治療で、少し陳腐に見えていたエラスチンでしたが、実は幹細胞治療になくてはならないものだったと言うことが分かって、本当にスッキリしました♡
そして、間葉系幹細胞の治療がクローン病やリウマチなどの免疫疾患に圧倒的な効果をもたらすという話にも、すべて納得できる事実なのでした。
あらゆる研究をひとまとめにする“幹細胞の専門家”
研究者の方は、それぞれの分野で本当にピンポイントを深く深く研究されるので、もしかしたら周辺のことなど、一見分野外に思えるけど関連している情報を見落としている事がたくさんあるかもしれません。
新たな時代に誕生した“幹細胞の専門家”という私たちの仕事は、それぞれの研究者の研究成果を総合的に理解し、それらを社会に役立てるためのキュレーターとして、とても重要な役割を担っているんだと軽く武者震いしました。
そんなこんなで、この魅力ある最高に楽しい仕事を私たちと一緒に楽しみながら事業を立ち上げてくださる医療機関を募集しています。
https://coacer-japan.com/news/1053/
我こそは!というお医者様に、ぜひともご参加いただきたいです。
よろしくお願いいたします!